【読書感想】河あきら『いらかの波』

 
かなり昔の漫画なのですが。
 
さいころに家族が買っていた漫画の1つ。これを読んで、主人公の小林渡の言動を真似したものです。
知っている方はわかると思いますが、無茶苦茶な行動するので「動」は無理ですね。「言」だけです。
 
破天荒な主人公が、大工になる夢に向かって突き進んでいく青春ストーリーです。
 
昔の少女漫画にも関わらず恋愛要素はあまりなく、ギャグがふんだんに盛り込まれていて、笑い転げました。
渡が建築クラブに属してからはそのドタバタっぷりが加速します。
 
登場人物もユニークな人ばかり。小西、木内の3バカトリオ。
ガールフレンド?の茜、建築クラブの小林部長、鬼島さん、あと、あのニューハーフの人。。名前忘れた。
 
彼が養子にもらわれるところから始まるのですが、受け入れ先?の老夫婦も非常に良い人達です。
特にお母さんがいいですね。
渡君のやんちゃを優しく受け入れてくれて。
 
おおげさかもですが、あの漫画が結構自分の人格形成の一要素になっていた気がします。
 
もう終了してしまいましたが、同じく河あきら先生の『WONDER』という作品もハートウォーミングで面白いです。
これはまた別途紹介したいと思います。